カープ四方山話

長年のカープファン。観戦記など関連する記事を書いてます。

ベイスターズ戦(横浜)

 散々な(5勝12敗1分け)交流戦が終わって、セリーグペナントレース再開第1戦。エースの大瀬良が登板した。期待したが、今日は全然ダメで5回でノックアウト。12安打を打たれて7失点。ホームランは3本打たれた。特に2回、1アウト1,3塁で大和を迎えたことろ。結果は、ショートライナーでダブルプレートなったが、アウトコースのいいコースに入った得意のカットボールを何球か粘られ、最後フォークボールがショートライナーになった。ソトに打たれた3ランホームランも甘めの外角カットボールであった。直球は150kmを越えていたが、得意のカットボールをこれだけ打たれたらピッチングにならない。

 いったい、どうした事だろうか。中8日と間隔があき過ぎたことが影響したのだろうか? この辺は、我々にはわからない。

 4人目に出てきた中村佑太は、1軍のレベルにない。球の切れで抑えるタイプなのに、年々切れがなくなっている。

 唯一の慰めは、メヒアがホームランを含む3安打したこと。3塁守備もそつなくこなした。やはり、バティスタに代えて1軍に残すことになりそうである。1塁に西川もしくは松山をいれて、攻撃的な布陣をとることができる。

 3-13と一方的な試合になったが、早めに今日のことは忘れて次の試合に集中しよう。それしかない。

決算公告

 株式会社は、定時株主総会終結後遅滞なく、貸借対照表を公告することが義務づけられている。㈱広島東洋カープも官報に決算書を公告しているが、官報に公告すれば要旨のみでいいことになっている。以下が、最新版の決算書で2018年12月期のもの。

 

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第63期決算公告

 まあ、なんとも簡単な貸借対照表であるが、それでもいろいろなことがわかる。まず、2018年の純利益が9.3億円で黒字であり、自己資本当期純利益率(ROE)が6.6%。平成27年調査の「中小企業の財務指標」(一般社団法人中小企業診断協会編、2017)によると、生活関連サービス業・娯楽業の平均が4.7%なのでかなり良い部類に入る。普通、この指標は10%以上が目標とされるのでそれに比べると、もうひと踏ん張りというところであろう。
 自己資本比率は、なんと61.3%。上記資料では平均が29.6%なので相当良い数値である。その他利益剰余金が81.8億円もあり、1975年からずっと黒字経営を続けてきており、ここ3年の好調ぶりにより利益が積みあがっている。

 流動比率は、175%(100%以上が目安。200%が一つの目標。上記資料では、平均109%)、固定長期適合率が69%(100%以下が目安。低いほど良い。上記資料では96%。)と安全性も問題なし。

 株式は非公開で入手することはできないが、公開されていれば迷うことなく買いである。

 

イーグルス戦(仙台)交流戦最終戦

 交流戦の最終戦を2-0で勝って、5勝12敗1分けとした。交流戦は、結局12球団中最下位。九里の好投に尽きる。しかし、打線は5安打で2点のみ。一昨日は9-3で負けたが、投手陣は9回まで0点。10回に9点取られたが、敗因は打てない打線。9回まで0点である。結局、投手におんぶにだっこで不調の状態は今日も変わらなかった。

 5番以降、松山、メヒア、會沢、バティスタ高橋大樹と超重量打線のはずであったが、バティスタと高橋の1安打ずつであった。打者は、菊池と高橋以外は丸坊主にして反省である。

 とにかく、今日は九里に尽きる。

売上高と観客動員

 交流戦で情けない試合が続いているが、㈱広島東洋カープの売上高と観客動員数の推移をグラフにしてみたので、以下に示す。それなりに、いろいろわかって興味深い。

 まずは、売上高。2018年は189億円で、2006年の57億円からすると3.3倍になっている。グッズの売上高は、2018年のデータがないが2017年は54億円もあり、2006年の売上高とほぼ同じである。25年ぶりに優勝した2016年は、前年に比較し34億円の伸びであったが、観客動員は球場のキャパシティのため8.9万人(4.4%)しか伸びていない。34億円のうち、17億円がグッズの売上増であった。

 

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売上高推移

  こうしてみると、2014年頃から売上高、観客動員とも伸びている。この年からカープ女子が話題になっておりカープ人気が盛り上がっている。

 

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観客動員数推移

 

マリーンズ戦(マツダ)

 6回で6対0と久しぶりに余裕の勝ちゲームと思いきや、9回に追いつかれて最後は曾澤のポテンヒットでサヨナラ勝ち。

 それにしても、マリーンズしても他のパリーグのチームにしても早い球に強い。9回の藤岡のタイムリーも当りそこねながら、フランスアの内角高めのストレートをレフト前に持って行った。普通なら、空振りでしょう。荻野にしても、中村恭平の早い球をレフト線に持って行った。しっかりと、足場を固めてしっかりスイングしている。

 それにひきかえ、カープの打者は手打ちが目立つ。安部は足を動かしながら当てるバッティングだし、田中も手打ちでこねまくる。ストレートでもバットがうねっている。今日は、小園がデビューして初回ヒットを打ったがこれも当てるだけ。追い込まれてからの変化球なのでやむ負えないところはあるが、その後の打席でも打ちにいくとき一塁側に体が流れ、踵体重で打っている。これでは、外の球は当てることはできても強い打球が打てないので、ヒットにはなりにくい。

 

イーグルス戦(仙台)

 移動日なしで札幌から仙台に移動しての試合。選手は、相当疲れているのではないか。まして、昨日は12回の延長戦を戦っている。

 初回から、床田が乱調で5点失点。ホームランを4本打たれた。茂木にいきなり内角ストレートをホームランされたのがきいたのか、二人ランナーを置いて4番のブラッシュに3ランをかまされ、さらにウィーラーにもホームラン。ブラッシュは真ん中あたりのストレートかカットボール、ウィーラーには内角の悪くないコースにいったストレートを打たれた。疲れからか、ストレートの威力が落ちているのだろうか。2回に太田にプロ初ホームランを打たれ計5本被弾。

 代わった薮田も3回1/3でホームラン2本打たれ、計7本のホームランを打たれた。薮田は、球速が145km/Hrどまり。変化球が多い。そもそもコントロールのある投手ではないので、球速がないと抑えられない。そこらへんで本人の勘違いがあるのではないか。球速を取り戻さない限り、試合では使えないのではないか。アドゥワがファームで無四球完封したようなので、彼に期待する。

 打線も2回に曾澤の2ランで2点を返しただけで、今日も2点しか取れない。よくも毎試合2~3点で終われるものである。完封はされないが、5点以上もとれないという試合が続いている。イーグルスの選手はしっかりバットを振っているが、カープの選手はバットが振れない。当てにいく選手が多い。

 とにかく、ため息ばかりの試合であった。

 なにか、きっかけがほしい。

ここ5試合の打率

昨日のファイターズ戦も情けないくらいに打てない試合だったが、最近5試合の打率を調べてみた。打順に合わせて、列挙すると、以下の通り。
 長野    0.455

 菊池    0.158

 バティスタ 0.150

 鈴木    0.267

 西川    0.222

 曾澤    0.211

 野間    0.000

 小窪    0.167

 田中    0.176

(データで楽しむプロ野球より  https://baseballdata.jp/ctop.html

 

 まあ、見事なくらいに悲惨な数字が並んでいる。長野を除くと、鈴木、西川、曾澤が2割台、4人が1割台、野間に至っては打率0! 守備重視(田中、野間)なんでしょうけど、これはひどい。野間は2軍に落として、替わりに高橋大樹をあげた方が良いと思う。高橋は守備はいい。