カープ四方山話

長年のカープファン。観戦記など関連する記事を書いてます。

野球中継のネット配信

 昨年のシーズンは、DAZNが11球団のホームゲームを配信してくれて、ほとんどのカープの試合をホーム、ビジターとも見ることができた。残りの1球団は読売ジャイアンツで、ここはhuluで配信されていた。つまり、東京ドーム以外のカープの試合はすべて見れたという事である。まあ、1球団ぐらい見れなくても良いかという事でhuluまでは契約しなかった。

 それが今年は、DAZNでは読売を含む7球団のみになり、カープを含む4球団がJスポーツオンデマンド、ヤクルトはFOD(フジテレビオンデマンド)になった。しょうが無いので、これら3つとすべて契約した。

 なぜ、こんなことになるのか? リーグ全体もしくはプロ野球全体での戦略がないせいである。全部の試合の放映権をまとめて売ることにより、付加価値をあげ高い放映権料を得ることにより、すべての球団が潤う。それを切り売りしていたのでは、付加価値はぐっと下がってしまう。ヤクルトの親会社はフジテレビなのでしょうがないという声もあろうが、それでフジテレビもまた野球ファンも得るものが少ないのではないか。

 アメリカでは、テレビ・ネット配信あわせて約1700億円もの値段で権利を売っている(2011年時点、今はもっと高いのでは)。

 日本では、ヤクルトのフジテレビと読売の読売新聞社及び日本テレビというメディアが球団を持っており、アメリカのようにはいかない現状がある。

 ほんとに、この2球団にはとっとと他の業界に球団を売ってほしいものである。買う気のある会社はZOZO以外にもあるような気がする。新興の会社にとって、会社の認知度向上には今でも相当に有効な手段であるのだから。特に、日本のプロ野球をダメにした読売にはいい加減にしてもらいたい。ここさえなければ、日本のプロ野球はスポーツビジネスとしてもっと発展するのにと思う。